1.「チュートリアル」の企画目的および今後の展望
医用画像工学は、イメージングにおける物理的・生理的側面から画像の再構成・解析・診断治療応用の数理的・システム的・臨床的側面までをカバーする学際的な学問領域です。また、イメージング物理だけをとってみても、X線、MR、超音波、光、核医学など多岐にわたっており、多様で幅広い内容を含んでいます。さらに、学問領域の広汎さに加え、技術的進歩・分野の拡大が急速であり、医用画像工学を体系的に勉強することは、ますます難しくなっています。
そのような状況の中で、羅列的な個々の手法の知識の習得ではなく、医用画像工学研究を本質的に推進するための基礎知識の習得を目指して、本チュートリアルが企画されました。今回の企画では、日々発展していく個々の方法論の背後にある基本原理や概念知識の体系化と最先端の研究動向の両方を含むように企画されています。
上記のような理想的なチュートリアルを実現するために、JAMIT教員委員会はテーマを選択し、適任とされる講師の先生方に主旨を理解していただいた上で、講演をお願いしました。
今後も、諸先生方のお力を借りながら、チュートリアルを継続して開催していく所存です。
2.第1回チュートリアルの企画内容と目的
本DVDの内容は、2011年8月5日(土)(8月4日・5日に同会場にて第30回JAMIT大会開催)に、国際医療福祉大学・大田原キャンパス(栃木県大田原市)にて『第1回チュートリアル講演会:医用画像工学における統計的推定・機械学習の基礎と最新動向』というテーマで企画された2つの講演(約2時間)を収録したものです。
初めの講演は、イメージング数理の観点から講演していただいた筑波大学・工藤博幸先生の「統計的推定による画像再構成の基礎と新しい展開」です。
2番目の講演は、画像解析・CAD数理の観点から講演された、名古屋工業大学・本谷秀堅先生の「医用画像とパターン認識」です。
本DVDを視聴していただくことで、統計的推定・機械学習について最新かつ実際的で奥深い基礎が身につき、若手の学習のみならず、ベテランにとっても知識の再構築とアップデートに繋がります。本DVDを最大限活用していただければ幸いです。
予約購入方法
3.次回(第2回)の企画案内
次回(第2回)は、2012年8月3日(金)に札幌厚生病院にて「医用イメージング技術
の基礎と最新動向 ―イメージング物理と超解像数理―」というテーマで企画を進めています。イメージング物理の観点から、山形大学・湯浅哲也先生による「(CAD研究者もよくわかる)イメージング物理の基礎と最新動向 ―光・超音波・X線・MR
I ・核医学―」、イメージング数理の観点から、立命館大学・陳延偉先生の「超解像イメージング数理の基礎と最新動向」のチュートリアルを予定しています。
イメージング系研究者のみならず、画像解析・CAD系、臨床系の研究者の方にも、わかりやすいチュートリアルとなりますので、ご期待いただき、奮って聴講下さい。
参加申込方法等については、後日、詳細が決定次第、会員の皆様にご案内致します。
2012年1月20日
委 員 長 佐藤嘉伸(大阪大学)
担当常任幹事 尾川浩一(法政大学)
縄野 繁(国際医療福祉大学)




